骨は古い骨を壊し新しい骨を作る「骨の新陳代謝」を行い、骨の強度を保っていますが何らかの原因にて、
骨を溶かす働きが過剰になることがあり、骨粗鬆症の原因の一つになっています。
ビスフォスフォネート製剤は、骨を溶かす「破骨細胞」を抑える効果があり、最も使われている薬剤になります。
ミノドロン酸は最も骨への親和性が高く、月1回の投与で効果を発揮します。
高回転型骨粗鬆症や、比較的骨密度が保たれている方が適応となります。
「骨吸収阻害薬」にあたりますが、作用する機序が別でありオーバーシュートは生じません。
内服と注射剤の効果は同等と言われていますが、内服薬は飲み方にて効果に差が生じることが分かっております。
当院ではプラリアのオーバーシュートを抑える際にリクラストを投与します。副反応を抑える前投薬としても使用していますが、内服薬は確実性が劣ることから注射薬を用いております。
【注意点】
骨吸収抑制剤に見られる顎骨壊死(慢性骨髄炎)や、外傷に関係なく生じる非定型骨折が稀ですが生じる傾向があります。
口腔の衛生状態が保たれていれば、問題がありません。
骨粗鬆症
月に1回 内服するお薬(錠剤)です。
朝食前1時間ほど空けてお水か白湯でお飲みください。
お茶などでは、薬剤が吸収されませんのでご注意ください。
(非常に吸収が悪い薬剤です。)
内服後の状態を見ながら1~2ヶ月分を処方いたします。
次のスケジュールにて検査・治療を行いますので、ご参考としてください。
定期的に医師の診察を行います。
上記の骨密度検査の時期に予約をお取りください。
Web予約ができます。
検査は1週間前後で結果が分かります。事前の検査をお勧めしております。
骨粗鬆症は自覚症状がない為、定期的な検査を行い評価します。
下肢の筋力やむくみなどのモニタリングを行うため、体組成計も行います。
【レントゲン検査】
【体組成計検査】
【骨密度検査】
【血液検査】
「リウマチのことを知りたい」「整形外科ではどんな症状を扱うの?」などなど、素朴な疑問から専門的なご質問にもお答えしています。※かかりつけの方は、クリニックまでご連絡ください(電話再診にてお受けします)
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