骨は古い骨を壊し新しい骨を作る「骨の新陳代謝」を行い、骨の強度を保っています。
何らかの原因にて、骨を溶かす働きが過剰になることがあり、骨粗鬆症の原因の一つになっています。
ビスフォスフォネート製剤は、骨を溶かす「破骨細胞」を抑える効果があり、現在最も使われている薬剤になります。
リクラストはビスフォスフォネート製剤の中で最も投与間隔が長く、年1回の投与で効果を発揮します。
抗RANKLE阻害薬のプラリアと同じ「骨吸収阻害薬」にあたりますが、作用点が異なりオーバーシュートは生じません。
また、PTH製剤やイベニティとは違い、骨を作る細胞には直接作用しません。
当院ではプラリアのオーバーシュートを抑える際に投与しています。
骨粗鬆症
プラリアのオーバーシュートの抑制(当院)
クリニックにて投与するお薬で、30分以上かけ点滴します。
投与時に飲水(500ml)もしくは、点滴(500ml)にて補液します。
12か月に1回 点滴投与
乳がんの術後の方や透析の腕など、注射ができない腕は事前にお知らせください。
自己注射や訪問看護での点滴はできませんのでご注意ください。
【投与スケジュール】
予約が必要です(受付でお申し出ください)。
※Web予約はできません。
受付時間内(8:45-12:00 14:15-17:00)に来院していただき、看護師から接種を行います。
1Fで受付し、2Fにてお待ちください。
点滴中、お手洗いに行きたくなりましたら遠慮なく看護師に声をかけてください。
副作用の出現は一時的であり、1~2日ほどで軽快します。
副反応があれば、1日に3回ほどカロナールの内服を続けてください。
骨粗鬆症の治療効果に期待できる方ほど、副反応がでやすい傾向にあります。
2回目以降のリクラスト点滴には、事前のボンビバ注射はありません。
リクラスト投与後、11か月目に自宅へハガキが届きます。届きましたら、事前に骨密度検査を受け医師の予約をお取りください。
【リクラスト投与後の状態確認】
投与後3日頃、状態を確認いたしますのでクリニック受付までご連絡ください。
下記の症状が多く見られますので、お伝えください。
次のスケジュールにて検査・治療を行いますので、ご参考としてください。
投薬は約3か月後、再診は6か月後になります。
予約は3か月後から可能ですので、リクラスト投与から3か月後の再診の際にお取りください。
定期的に医師の診察を行います。
検査は1週間前後で結果が分かります。事前の検査をお勧めしております。
骨粗鬆症は自覚症状がない為、定期的な検査を行い評価します。
下肢の筋力やむくみなどのモニタリングを行うため、体組成計も行います。
【レントゲン検査】
【体組成計検査】
【骨密度検査】
【血液検査】
「リウマチのことを知りたい」「整形外科ではどんな症状を扱うの?」などなど、素朴な疑問から専門的なご質問にもお答えしています。※かかりつけの方は、クリニックまでご連絡ください(電話再診にてお受けします)
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